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優良ブリーダー発見が難しい3つの理由-ペットショップで買うべきか、ブリーダーから買うべきか

犬を飼いたいと考えた時、皆さんはどういうアプローチを取ります(取りました)か?

一昔前ならペットショップで買う以外の選択肢はほぼありませんでした。
しかし90 年代後半から、ブリーダーさんが自身のホームページを持ったり、あるいはブリーダーさんと直接やりとりできるポータルサイトの誕生により、直接的交渉も今では簡単に行えるようになりました。

(Web上では特に)ペットショップが悪であると報じられることが多い昨今、
ショップとブリーダー、どちらから買うべきか迷った経験のある方は決して少なくないと思います。
(最近では悪質ブリーダーについてもよく報じられていますね)
今回はこの疑問に、Wawaなりの、1つの回答を示していきます。
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結論からいえば、「一個人」として優良ブリーダーを見つけ出すのは結構大変です。
(全国に約2万犬舎あるブリーダーのなかで、5%弱しかいないと言われています)
それだけに出会ったときの感動は大きく、のちのドッグライフをより楽しいものにしてくれる可能性を含んではいますが、
うまくいけば卸値で買えるかも・・・程度のモチベーションなのであれば、お客さん/優良ブリーダーの間にwin-winの関係を築けることは基本的にありませんので、辞めておいた方が良いでしょう。
(安さを売りにしているショップ/ブリーダーさんはたくさんいますしね)

優良ブリーダーを見つけるより、きちんとした信頼できるショップを見つける方がはるかに容易ですので、よほどの理由、信念がない限りはこちらの方が良いのではないでしょうか。

※以下の内容は、小型犬ブリーダーには良くある話ですが、大型/中型犬ブリーダーについては当てはまらないかもしれません(お付き合いがあまりないので分かりません)。その点、ご留意ください。

理由その1:優良ブリーダーは忙しい

まずは優良ブリーダーの定義から。
優良ブリーダーは以下の要素を満たしていることが多いです。
1. 犬種特有の遺伝から来る病気や健康管理について知識が豊富
2. 犬種の保存および犬質向上に惜しみない時間と労力をかけている
3. ドッグショーで公の場で他人からの評価を受け、犬のレベル確認を欠かさない
4. 流行に影響されない。ブリーディング対象を頻繁に変更することがない。

この要素からも分かるように、「最新の知識習得」「日々の健康管理」「お産の見守り」「ドッグショーの練習/参加」の4つが優良ブリーダーさんの主業務です。
仔犬の販売は、あくまでショータイプからは外れた、ペットタイプの子をお譲りしてくれているだけなので、サブの位置付けなのです。

そして、体調不良の子を病院に連れて行かなければいけない、お産がいつ始まるか分からない、ドッグショーの準備をしなければいけない、などなど主業務が忙しいときに、電話がかかってきて長話をされると、とても困ってしまいます。
ドタバタがあればメールの返信も忘れがちです。
(お客さんはブリーダーを見極めよう、という気持ちで電話/メールすることが多いので、往々にして長話/長文になりがちだそうです)
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一方、お客さんサイドからすると、このような対応をされると「詳細を語るのを避けた!質問に答えない!二流ブリーダーだ!」と判断してしまいがちなのではないでしょうか。
ブリーダーさんのワークフローや内情を知らない限り、優良ブリーダーの判定はとても難しいのです。

理由その2:ブリーダーへの敬意や配慮が足りないお客さんは嫌い

お客さんにとっては1対1のつもりでも、ブリーダーさんからすると、大勢の中の1人にすぎません。
配慮を欠く対応やメールを送ってしまうと、その後まともに相手をしてもらえません。
(あくまで販売はサブであり、かつ個人間の売買なので、売らないという選択肢もあるのです)

あるプードルのブリーダーさんは、サイトにその旨書いていますので抜粋させていただきました。
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値段を聞くだけ聞いて返信しない、写真を要求しておいて返信しない、ブリーダーさんの長年の努力を全く評価していない金額で買いたいと言う、などが月に何度もあり、そのたびに辟易するそうです。
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冒頭に、安さを求めるお客さんとの間での良好な関係構築は困難、と言ったのはこのためです。
確かにどんぶり勘定な面もありますが、犬の質とその値付けに関してはプロです。
謙虚な気持ちと敬意が、優良ブリーダーの発見には必要不可欠と言えるでしょう。

当店のワンちゃんが他店と比べて決してお安くないのも、実はこれが理由です。
ただし、お買い得であることには絶対の自信を持っています。

理由その3:表面的な見分けテクニックの氾濫

Webで検索すると見つかる「優良ブリーダーを見分ける方法」をいくつか抜粋すると
・見学の申し出に対して快くOKしてくれる
・犬舎がきれいである
・動物取扱業者登録番号は何番か聞く
などがあります。
皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。
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1つめの「犬舎の見学希望に対して即座にいいですよ!と答えるブリーダーは優良である」というテクニックをよく見ますが、これは特に疑わしいと考えています。

優良ブリーダーさんは、感染症に非常に敏感で、病原菌の持ち込みを極端に嫌がります
パンデミック(集団感染)を引き起こすと丹精込めて作った大切な血統が失われるリスクがあるので、当然ですよね。

直前にペットショップに寄ってきたかもしれないお客さん、ドッグランの後かもしれないワンちゃんを連れた人に、犬舎に上がってほしくない、というのが本音です。
(口では行っていない、と申告しても、実際はウソをついているお客さんがいるのも事実です。プロには分かります。)
むしろ、直前にペットショップに寄ることを禁じたり、ワンちゃんの入室拒否を明記しているブリーダーさんの方が一流の場合もあります。

この例のように、ネットで見かけるテクニックには物事の一側面しか見ていないな、と感じるものがいくつもあります。

まとめ

一個人として優良ブリーダーを見つけ出すのは結構大変。
(※中型/大型犬ブリーダーの場合は分かりません)

なぜなら
・優良ブリーダーを二流ブリーダーと判断してしまいがちなミスリード要因が多い
・優良ブリーダーにとってお客様は神様ではない。敬意が必要不可欠
・付け焼刃の見分けテクニックでは本質を見誤る

ブリーダーさん側からはなかなか発信しにくい、今回のような内容を愛犬家の皆様に伝えるのも我々Wawaの役目なのかな、と考える今日この頃です。
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