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チワワに多い歯のトラブル~歯周病~

犬の歯の数、全部で何本でしょうか?
答えは大人42本(上顎に20本/下顎に22本)、子供28本です。
ちなみに人間の歯は大人32本、子供20本。
犬の方がかなり多いですね。
そして歯の数はどの犬種でも同じなので、必然的にチワワなど小型犬の場合、歯と歯の間が狭いため歯垢が溜りやすいです。
(歯垢には細菌が大量に存在するため、歯肉を刺激して炎症を引き起こします)
ですので歯磨きなど飼い主さんが気をつけてあげないと、歯周病リスクが他の犬種より増えてしまいます。

また、小型犬の場合、当然歯自体も大型犬と比較して小さく、歯のエナメル層が薄いので、虫歯のリスクも高くなってしまいます。

別記事「チワワに多い歯のトラブル~乳歯遺残~」をご参照ください。

歯周病について

歯周病は、以前は「歯槽膿漏」とよばれていました。
歯槽膿漏とは歯ぐき(歯肉)から膿(うみ)のでる病気という意味ですが、その他にもさまざまな症状があることから、いまでは「歯周病」と呼ぶようになりました。
老犬の8割がかかるといわれるこの歯周病は、老犬までいかない3才以上の成犬においても、もっともかかりやすい病気の1つといわれています。
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さて、歯周病の原因となる歯垢や歯石についてですが、歯磨きを怠ったり十分磨歯垢がたまるのは犬も人と同じですが、その歯石になるまでのスピードが段違いです。
犬の歯垢はなんと3日程で固い歯石へと変わり、歯と歯肉の間にすき間を作ることで細菌の繁殖を促します。
(人間の場合は約25日)
犬の唾液は人間と比べてアルカリ性が強く、歯垢の石灰化を促しやすいのですね。
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もしワンちゃんが高齢の場合には、加齢によって唾液が少なくなり口腔内の洗浄機能が低下するため、より不衛生な状況になってしまいます。
高齢であるほど、マメな歯のケアが必要となります。

歯周病になると・・・

歯周病の初期である歯肉炎では、歯肉が赤く腫れたり出血するなどの症状が見られます。
この段階で気づいて処置すれば簡単に治療できますがそれはレアケースだそうで、実際にはもっと進行して、口臭がキツくなる、ドライフードを食べにくそうにしている、おもちゃなどをくわえなくなるなど、歯周病の症状が出てから気づく飼い主さんが多いといいます。
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歯周病で最も怖いのは、放置したことで歯周病菌が血流に乗って全身に広がり、心臓や肝臓などの内臓疾患を引き起こす可能性があることです。
また、重病化するとあごの骨を溶かしてしまいますので、ワンちゃんのためにも異変に気づいたら病院に連れて行ってあげてください。
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一度歯周病になると、きちんと治療しない限り再発を繰り返してしまいます。
当然、悪化の一途となり、自分の歯で食事ができないという事態を招きかねません。
食事の量が減ると、抵抗力も落ちてしまうので感染症などにかかる確率も高くなります。
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歯周病は予防が最も大事で、それが可能な病気です。
予防と早期発見も兼ねて、普段からブラッシングをして歯と歯肉をチェックしてあげましょう。

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