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チワワに多い歯のトラブル~乳歯遺残~

今回はワンちゃんの歯についてお話します。
ワンちゃんも人と同じように、最初は乳歯が生え、次いで永久歯に生え替わる「二生歯性」の動物です。
乳歯は生後約3週間前後から生え始め、約2ヶ月で生えそろいます。
そして生後4ヶ月過ぎたころから永久歯が生え始め、生後7ヶ月ぐらいに生え揃います。
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ところが、乳歯から永久歯の生え替りが正常に行われず、永久歯が生えそろっても乳歯が抜けずに残ってしまうことがあります。
これを乳歯遺残(にゅうしいざん)といい、とりわけ小型犬(チワワ、トイプードル、ミニチュアダックスなど)のワンちゃんに多く、特に犬歯の乳歯は歯根が深く、他の乳歯と比べて残りやすいようです。

残ってしまった歯は、永久歯の生え方にも悪影響を及ぼしますし(不正咬合)、2本の歯の間に食べカスがたまりやすくなることから、歯垢・歯石のつきやすい環境を作ってしまいます。
(歯に付着した歯垢は、およそ3日かけて歯石になります)
加えて歯が磨きにくいことによる虫歯や歯周病になりやすくなります。
それにより、大切な永久歯の方が歯周病で早く抜けてしまった、という問題も起こりかねません。
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そして人間の場合と同じく、歯と歯肉のトラブルは、口の中だけの問題にはとどまりません。
歯石は強い口臭の発生源となるだけでなく、歯肉を通じて血管内に常に細菌の侵入を許し、その結果、心臓、腎臓、関節の病気や、糖尿病の原因にもなるとも言われています。

もちろん、お腹が空いてご飯を食べたいけど、歯や口が痛いという辛さは、動物も同じです。
お口のトラブルは体だけではなく、精神的にも大きな負担にもなってしまうケースがありますので、飼い主さんの側で十分にケアしてあげてください。

歯周病については次回の記事でお送りします。
更新しました⇒ チワワに多い歯のトラブル~歯周病~

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