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そんなに心配しないでチワワの下痢・嘔吐

下痢と嘔吐は、犬を飼っていればわりとよく遭遇する症状です。
頻度としては、下痢の方がやや多いでしょうか。
犬を飼い始めてまず驚くこと、それは
犬はヒトに比べて簡単に下痢・嘔吐する
であった方も多いのではないでしょうか。
今回はチワワが下痢や嘔吐をしてしまった時の対処法について書いていきます。

結論から言うと、定期的にワクチンを接種しているのであれば下痢や嘔吐をしたからといって、それほど重篤な病気に発展するケースはほとんどありません。
標準的な(それほど心配の要らない)ケースをしっかり覚えておいて、そのケースから外れる例外が発生した場合には適切に対処できるよう、標準的なケースを覚えておきましょう。

危険性の薄い下痢の2大特徴

1. ワンちゃんの様子がいつもと変わらない
下痢をしても元気があり、いつもと様子が変わらなければ、それほど心配する必要はありません。
目がうつろだったり、無気力な場合は少し注意が必要です。
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2. いつものウンチの色とそれほど変わらない
黒い便が出たら要注意と言いますが、一概には言えません。
例えばブラックウッドというメーカーのフードを食べさせると、どの子も黒いウンチをします。
あくまで、普段との差をもって判断しましょう。

下痢のウンチに血がついているとなおさら心配になると思います。
人では便に血がつくことはレアケースですが、動物は下痢が続くとすぐに直腸の粘膜がただれて、血がにじみ出てウンチに付着します。
これは、下痢が治まって血が付かなくなればさほど心配ありません。
また、「ウンチの最初は普通の固さだけど、最後のほうがゆるくなる」との質問もよく受けますが、これも心配ない場合がほとんどです。

下痢の対処法

・新ビオフェルミンS(顆粒タイプ)を与える
これは謎の民間療法ではなく、きちんと裏付けられた療法です。
実際に動物病院では、犬のお腹の調子が悪くなった時、犬用のビオフェルミンを処方しています。
そしてその成分は、人間が普段服用しているビオフェルミンと変わりないのです。
ビオフェルミンは乳酸菌製剤なので、医薬部外品です。
強い下痢止めなどとはまったく違うものなので、犬にも安心して使用することができるのです。
使用するのは新ビオフェルミンSが良いでしょう。
他のビオフェルミンは、入っている成分などが違うので、働きも変わってきてしまいます。
犬のお腹の調子を整えるのに一番適しているのが、新ビオフェルミンSなのです。

ペットに与える場合は顆粒タイプがおすすめです。
餌を与えるときに、餌に混ぜて与えましょう。
※ビオフェルミンは下痢止めではないので、もし症状が深刻だと思われる場合には、すぐに動物病院に連れて行き、適切な処置を受けるようにします。
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なお、よく絶食・絶水が対処法として挙げられるが、いい方法だとは思えません。
(獣医師さんからの指示がない限りは)
ワンちゃんにとって、今日はどうして食事やお水がもらえないのかは全く分かりません。
お腹が空いて、のどが渇いているのに、何も与えられないのはとてもストレスになります。
このストレスが別の症状を引き起こしたり、空腹による胃酸過多が原因でかえって嘔吐したりします。

ですので、基本的には食事も水もいつも通りにあげて下さい。
無理に控える必要も、無理に食べさせたり飲ませたりする必要もありません。
ただし、食べさせるものはふやかしたフードだとか、消化のいいものを与えてください。

チワワの場合は低血糖症のリスクもあるので、獣医師さんからの指示がない限り絶食・絶水はやめておいた方が無難でしょう。

下痢の原因はストレス!?薬を使わずに直す裏技(かも)!?

あるとき、当店に入店したワンちゃんをしばらく一匹で管理していたことがあります。
(社会化のため、基本的には複数匹で一緒に過ごさせるのですが)
期間としては2週間強だったでしょうか。その子は4日に1回は下痢をしてしまう子でした。目や足取りにも力があり、元気なんですがね。
フードは変えていないし、何が悪いのかなと試行錯誤する日々を過ごしていると、もう1匹のワンちゃんが入店したので、その子と一緒にしておくことにしました。
すると!翌々日からピタッと下痢が止まったのです!
不思議に思い、再び数日一人ぼっちにすると、下痢をするのです。。。

犬はもともと群れで生活する生き物ですし、ストレスが減るからでしょうか。
思い返してみれば、多頭飼いをされている方からは、慢性的な下痢の相談をされたことがないように思います。
現時点では因果関係がはっきり分からないので、Wawaの裏技程度に捉えてください。
何か新しいことが分かれば、またチワワコラムにて皆様に共有したいと思います。

多頭飼いにご興味がある方はこちらのページもご覧ください(^-^)
多頭飼いの楽しさ
後輩犬の選び方
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危険性の薄い嘔吐の3大特徴

動物の嘔吐はアクションが大きくので、見ていると辛そうでかわいそうに感じる飼い主さんも多いようです。
しかし大事なポイントは、吐いた後のワンちゃんの行動や吐いた内容物です。
危険性の薄い嘔吐の特徴としては下記3つが挙げられます。
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1. ワンちゃんの様子がいつもと変わらない
これは嘔吐の場合も同じで、いつもと様子が変わらなければ、それほど心配する必要はありません。
やはり目がうつろだったり、無気力な場合には少し注意が必要です。
2. 吐いたものが胃液だけ
「早朝に胃液を戻す。仕事から帰ってみると、胃液が吐いてあることが時々ある。どこか悪いんでしょうか?」という質問を受けることがあります。
皆さんもお腹が空きすぎると、胃が気持ち悪く感じることがありますよね。
ワンちゃんも同じように、お腹が空きすぎると気持ち悪く感じ、この時ワンちゃんの場合、胃の中に過剰にある胃液を吐いてしまうようです。
胃液が吐いてあっても、その後にご飯を欲しがってムシャムシャ食べるようであれば、さほど心配ないことが多いです。
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3. 吐いたものむしゃむしゃ食べた
食べた物を吐く原因として多いのが、「急いで餌を食べた/食べすぎた」「食べた後に激しい運動をした」です。
犬の食道は人間と違って横向きなので、私たちよりも「吐きやすい」仕組みになっています。
当然、食べてすぐに加速、減速、ジャンプを繰り返すような激しい運動をすると嘔吐しやすいです。

また、自然界で生きる犬の仲間達は吐き戻して食べ物を子供たちに与えたりしていますし、野生で生きていた犬の祖先達は「体に良い物をゆっくりよく噛んで食べる」ことは出来ませんでした。
今では美味しいフードをもらえる犬達であっても美味しそうな物を見たら、まずは急いで飲み込んでしまうかもしれません。

このように吐きやすい仕組みになっていますので、吐いた餌を再び食べるなら、それは体が毒物と判断したわけでもなく、むしろ餌を食べる元気がある、心配のない嘔吐だといえます。
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嘔吐の対処法

過度の胃酸の分泌によるむかつきを防ぎ、かつ急いで大量の餌を食べさせないようにするのがポイントであるため、少量の餌を1日数回に分けて与える、というのが最も効果的な対処法になります。
ワンちゃんが空腹を感じることも減りますので、ゆっくり食べるようになります。

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